「マレーシア100万人」に向け共同事業、JATAと観光局

  • 2012年4月10日

▽「マナベルトラベルマレーシア」-「学び」テーマに多様性訴求

 覚書の調印式に先立って開催した旅行会社向けセミナーでは、「マレーシア100万人プロジェクト」の期間中、「マナベルトラベルマレーシア」をスローガンとしてプロモーションを展開することを発表。消費者の需要が多様化するとともに目的志向が強くなる中で、マレーシアの多様性を武器として「発見」や「体験」をテーマに、「学び」の場としてマレーシアをアピールしていく。

 すでに「マナベルトラベルマレーシア」と題したガイドブックを製作したほか、政府観光局ウェブサイトでも特集を予定。ガイドブックは旅行会社などを通して幅広く配布していく。独立と日本との国交樹立の55周年も踏まえて、ラジオ局bayfmとABCラジオで「Go! Go!マレーシア:~マナベルトラベルマレーシア~」の放送も開始した。

 また、「学び」に関連し、今年2月末にクアラルンプールで開業したキッザニアも活用する計画で、東京と甲子園のキッザニアにあるJTBパビリオンでは5月から10月にかけてマレーシアをメインに展開するという。さらに、エアアジアX(D7)などと昨年初めて実施した、日本の大学生をマレーシアに招待する「ルックマレーシアプログラム」を今年も開催。今年は首都圏だけでなく関西の学生も含めて16名を招待するなどし、「グローバル人材育成拠点」としてのマレーシアの強みを打ち出していく。

 なお、ラジオ番組の名前にも採用した「Go! Go!マレーシア」は2012年のキャンペーンテーマにも設定し、3月には東名阪の旅行会社18社とF1観戦特別ツアーを販売。今後も多様な展開を計画しているという。