「地旅博覧会inやまぐち」始まる 9月まで全県で展開/山口
山口県は3月から、誘客拡大を図る「おいでませ!山口イヤー観光交流キャンペーン」を始めた。その一環として9月まで「とまろう!山口フェア地旅博覧会inやまぐち」を開催している。すでに「やまぐちの地旅」を集めたパンフレットを作成し、広く旅行会社に商品造成を呼びかけている。
地旅商品は県東部、中部、西部、北部に分けそれぞれの地域の特徴を生かした30コースを用意。萩往還や工場夜景バスツアー、大河ドラマ「平清盛」ゆかりの地を訪ねるものなど山口県ならではの商品をそろえた。
そのなかでも「湯田温泉に泊まって山野草観賞と癒しの森林セラピー体験」は、2006年に日本で初めて森林セラピー基地に認定された山口市徳地での森林セラピーウオーキングと山野草観賞を楽しむツアー。
徳地は、平安時代に東大寺再建のため良材を探し求めた重源上人が訪れ用材を伐り出した場所。セラピーロードは高低差の少ないフラットな道が続き、幅広い年齢層が森林浴を楽しめる。大原湖左岸に沿った散策道は清流のせせらぎを感じることができる。所要時間は片道2時間。
ツアーで続いて訪れる「二所山田神社」は、境内に県内一といわれる杉の巨木群、県内最大級のモミの木のほか大イチョウなどがある。おみくじの製造で全国一のシェアを誇る神社としても知られる。「山野草のエキ」は鹿野地区在住の住人が造成した庭で、350種類以上の山野草が植えられており、山野草愛好家はぜひ訪れたい場所。「花と喫茶さくや」はウッディハウスでコーヒー、紅茶を飲むことができるほか、裏山では山野草の中で散策を楽しめる。
宿泊先の湯田温泉では湯量豊富な温泉に入り、身体にやさしいヘルシー料理を味わえる。旅館は多数あるが「西の雅 常盤」で連夜行われている「女将劇場」は必見。
情報提供:トラベルニュース社