3つ星街道で売り出す「ひがし北海道」

「ひがし北海道」の観光ブランド化に向けた取り組みが始まっている。

 ミシュラン・グリーン・ジャポン改訂版で知床国立公園、摩周湖、阿寒湖が3つ星とされたことをきっかけに、3つのエリアを3つ星街道としてつなげることで、「ひがし北海道」の名称定着と知名度アップ、エリア内の連携による連泊拡大を図る。

 まずは、エリアで唯一連泊客が増えている知床のような、観光目的地としての高いクオリティをエリアにちりばめること目指す。「3つ星」の定義を「わざわざ訪れる魅力あるもの」とし、各エリアで着地型体験プランのブラッシュアップと開発を進め、3つ星オフィシャルメニューとして売り出す。

 3つ星オフィシャルメニューはレギュラーと、より付加価値の高いプレミアムに分類し旅行会社および旅行者にアピールしていく。

 いずれのエリアもガイドツアーに力を入れる。例えば知床では、未開発エリアの男の涙(滝)、ポンポロ沼、冬の知床五湖を商品化し、既存のクルーズやフレペの滝、流氷ウォークなどと併せてレギュラープランに分類し、第一期商品として販売する。

 また、未開発テーマのカヌーやサイクリングなどプレミアムプランの開発を目指す。

 阿寒湖では、遊覧船乗船と森歩きをセットした「阿寒湖の奇跡 まりも物語」や、アイヌの自然への向き合い方や文化を人形劇で見たあとに森歩きに出かける「アイヌシアターイコロ人形劇とその舞台・森歩き」などをレギュラープランとして販売する。

 摩周湖では、「摩周湖星紀行」や、悪天候時の同プラン裏メニューで、真っ暗闇の硫黄山や屈斜路湖砂湯を訪ねる「屈斜路湖カルデラ夜のガイドツアー」をレギュラープランに、「摩周湖星紀行」をプライベート対応するプレミアムプランを催行する。


情報提供:トラベルニュース社