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プリンス・ワイキキ、クラブフロアをオープン-日本人を主要客に

  • 2012年2月26日

ハワイプリンスホテルワイキキ支配人のウェイド・ゲスティアラ氏(中央)と、プリンスホテル国際部の小﨑智弘氏(左)、大武可奈枝氏(右)  ハワイプリンスホテルワイキキは4月、「イリマクラブフロア」をオープンする。同ホテルでは昨年11月のAPECにあわせ、昨年6月から500万米ドルもの大規模なリノベーションを実施しており、イリマクラブフロアのオープンで完了となる。来日した支配人のウェイド・ゲスティアラ氏は「マウナ・ケア・ビーチ・ホテルと同レベル。日本人を主要ターゲットに設定し、サービスを提供する」と、同フロアの施設とサービスの質の高さをアピール。マウナ・ケア・ビーチ・ホテルとのパッケージ販売もしていく予定だ。

 イリマクラブフロアはアラモアナタワーとダイヤモンドヘッドタワーの31階の全20室。そのうちダイヤモンドヘッドタワーの10室は喫煙が可能なツインルームで、主にコーポレート利用を想定。一方、アラモアナタワーはスタンダードルームとスイートと客室のカテゴリーが豊富で、ハネムーナーやレジャーの利用を想定する。フロアのサービスとして、ウェルカムアメニティのほか、インターネット接続やWiFiサービス、タオル、バスローブのアップグレード、ターンダウンサービスなどを提供。また、両タワーをつなぐ5階には専用ラウンジも設け、ラウンジでは朝食と午後のスナックやコーヒー、アルコール類などを提供し、日本語コンシェルジュを常駐させる。

 また、昨年から実施したリノベーションで、客室やレストランなど館内施設のアップグレードのほか、従業員のトレーニングも強化。ハワイ語で「心からのもてなし」を意味する「ロコ・マイ・カイ」をキーワードに、専門のコンサルタントの指導のもとサービスレベルの引き上げをめざしたほか、日本語のトレーニングも実施した。今後もトレーニングは引き続き実施し、夏までに第2弾として400人のスタッフをトレーニングさせる予定だ。

 ゲスティアラ氏によると、同ホテルの日本人客のシェアは年平均で35%。ホノルルとワイキキの中間に位置することから米本土のコーポレート客がメインだというが、日本市場を重視している。今後はプリンスホテルのグループのシナジー効果を高め、国内のプリンスホテルとのピーアール、販売を強化していく方針だ。