ガルーダ・インドネシア航空、羽田線就航で新たな旅行スタイルを提案

  • 2012年2月22日

 GAマーケティング部広報PR担当 篠奈美氏
3月13日には日本就航50周年、4月28日には羽田/デンパサール線に就航する予定のガルーダ・インドネシア航空(GA)は2月15日、都内でメディア懇親会を開催し、新ルートの詳細や今後の展望などについて説明した。

 GAマーケティング部広報PR担当の篠奈美氏は、現在認可を申請している羽田線就航でバリ島でのより幅広い滞在の提案ができるようになったと話す。週末だけを利用した超短期滞在、いわゆる“弾丸トリップ”も可能になるほか、MICEも活性化させられる可能性を秘めているという。また、北部のロヴィナ、ムンジャンガンといった日本人旅行者がほとんど訪れないエリアを紹介し、サイクリングやドルフィンウォッチングなどの新たなアクティビティを提案。日本人旅行者はクタ、ヌサドゥア、ウブドといったエリアに集中しており、旅行商品の企画もワンパターンになりがちな現在の傾向を変えていきたいという。

 ビジットインドネシアツーリズムオフィス日本地区事務所 高橋直美氏
ビジットインドネシアツーリズムオフィス日本地区事務所の高橋直美氏も登壇。高橋氏によると、震災後もインドネシア全体への日本からの渡航者数は減っておらず、2011年度通年では前年比2.2%増であったという。GAのジャカルタ線直行便が就航したことが奏功したと見られ、バリ島への渡航者数はわずかに減少したものの、全体的には伸びを示した。

 バリ島では2013年にAPECが開催されることもあり、デンパサールではングラ・ライ国際空港の拡張工事や、べノア/ヌサドゥア間の高速道路の敷設などさまざまな整備が始まっているという。このほか、高橋氏は6月9日から7月7日の日程で開催されるバリ・アートフェスティバルについても紹介。日本からも参加者があるといい、世界でも注目度の高いフェスティバルとのことだ。こういった文化イベントもまた、バリ島の新たな楽しみのひとつとして取り上げていきたいという。

※訂正案内(2012年2月22日 20時00分)
羽田線就航について、現在認可申請中であり、就航予定である旨を追記しました。