年末年始の旅行、海外の宿泊・交通はウェブが8割超-フォートラベル調査
フォートラベルが実施した年末年始(2011年12月21日~2012年1月9日)の旅行動向調査によると、海外旅行の宿泊、交通(飛行機)の予約はウェブ経由が8割以上となり、国内旅行のウェブ利用率を上回った。
このうち、宿泊予約は88.3%で、旅行会社の店舗は7.0%、電話は4.7%。利用したウェブサイトは宿泊予約サイトが多く、サイト名は「エクスペディア」「アゴダ」「楽天トラベル」が上がった。また、航空会社のサイトでの予約やダイナミックパッケージの利用もあったという。
交通手配でのウェブ利用は83.7%で、次いで旅行会社の店舗が8.2%、電話が5.4%、各交通機関の窓口・券売機が2.7%。ウェブ手配のうち半数以上が各航空会社からの直接予約で、その理由としてフォートラベルでは、オンラインで簡単に手数料なしで正規割引航空券を購入できること、マイレージを利用する人が多いことをあげている。国内旅行でのウェブ利用率は、宿泊手配が78.9%、交通手配は71.3%にとどまっている。
このほか、今年の年末年始での新しい動向として、旅行を決める重要ポイントが、海外旅行でも初めて「目的重視」が39.4%で昨年よりも11.0ポイント増加し、トップになった。次いで、条件重視が28.0%、行き先重視が32.6%で、行き先重視は11.2ポイント減となっている。
なお、今年の年末年始に海外旅行をした人は0.5%増の20.2%で前年並みだったが、海外旅行の平均日数は昨年よりも1日増加し、7.3日。平均旅行費用は0.9万円増の18.6万円となった。また、旅行開始日は分散傾向にあり、年末までの出発者は61.8%。残りの38.2%は年始以降の海外旅行となった。
同調査は2011年12月27日から2012年1月5日の10日間に実施し、937件の有効回答を得た。