ガルーダ、子会社LCCを独立へ、3ヶ月内メドに独自便名
ガルーダ・インドネシア航空(GA)はこのほど発表した2012年度経営プランの中に、子会社のLCC「シティリンク」の独立を盛りこんだ。これまでは「GA」の便名でLCCモデルのサービスを提供していたが、独立した展開をめざす。1月27日にはすでにインドネシア政府から定期便商業運航の許可を得ており、今後は3ヶ月以内を見込む運航者証明書(AOC:Air Operator Certificate)の発行を受けて正式に独立する。
シティリンクはGAの100%子会社で、現在のところGAの戦略的事業単位としての位置づけ。合計9機のボーイングB737-300型機とエアバスA320型機でインドネシア国内でジャカルタやスラバヤ、デンパサール、メダンなど8都市に就航している。
独立後は、2012年末までに機材数を20機まで増やし、ジョグジャカルタなどの新路線を開設する計画。2014年から2018年にかけては、25機のエアバスA320型機を受納する予定だ。
なお、GAの2012年度の経営プランではこのほか、メダンを第4のハブ空港化やスラバヤ空港での専用ターミナルの設置なども盛り込んでいる。新路線として羽田/デンパサール線や台北/ジャカルタ線を挙げ、ジャカルタ発着のペカンバル、バタン、クアラルンプール線は増便する計画という。
このほか、台湾、中東、欧州でガルーダ・オリエント・ホリデーズ事業の開始、西ジャワ島などでのホテルやアパートメントの建設、パダンやジョグジャカルタ・マグラン、バタムでのホテルマネジメント事業の開始なども盛り込んだ。