シャングリ・ラ・ホテルズ＆リゾーツは2014年までに、8ヶ国に20軒以上のホテルを開業する計画だ。今回詳細を発表した12軒は、アジアが8軒、中東が2軒、欧州と北米が1軒ずつ。

　アジアの8軒は上海、曲阜、海南島、ラサ、ウランバートル、ムンバイ、スリランカのコロンボとハンバントタ海岸。例えば客室数410室の「シャングリ・ラ・ホテル・ムンバイ」は2012年夏に開業予定で、インドで2軒目のシャングリ・ラとなる。また、ラサは2013年の開業予定で284室の客室からは氷河や渓谷、湖の景観を眺められるという。

　中東はドーハとイスタンブールに開業。イスタンブールは2013年初頭の開業予定で、ボスポラス海峡の欧州側にある海軍博物館とドルマバフチェ宮殿の間に建設予定だ。客室数は188室で、イスタンブールのアジア側沿岸やボスポラス橋を望める。

　このほか、欧州はロンドンで2013年春に営業を開始。セントポール寺院とロンドン塔の間に建設され、完成時には310メートルと欧州で最も高い建築物になるという。このうち34階から52階をシャングリ・ラが占め、203室で営業する。北米は2012年8月にトロントに開業。202室でアデレード・ストリートとユニバーシティ・アベニューの角に建設予定だ。