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卒業旅行、「海外旅行のみ」が大幅増加、スケルトンツアーが人気

  • 2012年1月31日

 マイナビが今春卒業予定の学生を対象に実施した「卒業旅行に関する調査」によると、卒業旅行で「海外のみに行く」との回答が30.7%となり、昨年よりも14.5ポイント増加した。それに対して、「海外・国内のみに行く」が31.8%と昨年よりも11ポイント減と減少。国内旅行は29.2%でわずかにシェアが広がった。

 海外の人気方面はイタリアが29.9%で最も多く、同調査を開始した6年前から1位を堅持。2位はフランス(26.4%)で、フランスも6年間、上位3位内にランクインしている。3位は同率で韓国、グアム、ドイツ(それぞれ13.8%)となった。上位3位には入っていないが、今年は台湾も伸びており、マイナビにでは「安くて手軽」なイメージが人気の後押しになっているとみている。

 旅行形態では(複数回答)、「航空券+ホテル+送迎のみのスケルトンツアー」が56.9%で最も多く、スケルトンツアーを賢く利用した海外旅行の人気が高いようだ。また、「観光プランが決められた添乗員付きのツアー」は49.1%で、「個人手配」は17.4%にとどまった。卒業旅行向け商品も学生の間に浸透していると見る。一方で、手間をかけずに旅行の手配を希望する者のツアースケジュールを決められるセミオーダーの旅行を好む傾向も見られるという。

 なお、卒業旅行に求める気持ちとしては「場所はあどこであれ、一緒に行く人とワイワイ楽しく思い出を作りたい」が49.4%。「世界遺産や、有名美術館など、その国や地域にしかないものに触れたい」が45.7%となり、旅行そのものを目的とする学生と、旅行先を重視する学生に分かれる結果となった。