日露航空協議、シベリア上空通過44便増、共同運航も大幅緩和
日本とロシアの航空当局間協議が11月28日から30日にかけて開催され、2012年夏スケジュール以降の日本側のシベリア上空通過便に関する規制緩和、ロシア側の成田路線の輸送力拡大や、日本/ロシア間のコードシェアの拡大などで合意した。
日本側のシベリア上空通過便については、2012年夏スケジュール以降現行の週140便から週184便に大幅に拡大。ロシア側も成田路線について、12年夏スケジュール以降現行の週15便から週37便まで拡大する。
日本/ロシア間のコードシェアについては、今までシベリア上空通過便のコードシェアのみ認められていたものを、ハバロフスクやウラジオストクなどロシア全土に拡大。日本、ロシア各国の国内線でもコードシェアを可能とした。
そのほか、日本側企業に対し、シベリア上空通過便でのA380型機材の使用制限を撤廃したほか、日本/ロシア間で、出発地と到着地との中間に位置する第3国内の経由地を各国6地点ずつ設定できるようにした。これにより、両国が韓国などを経由して相手国に到着できるようになる。