震災復興観光推進国民会議、仙台でシンポジウム-日中国交正常化40周年前に

  • 2011年11月30日

 震災復興観光推進国民会議は12月19日、仙台で「観光で復興を。仙台シンポジウム」を開催する。震災復興観光推進国民会議とは、東日本大震災からの早期の復興と、日本の成長戦略の柱としての観光の復興をめざし、観光を含む幅広い官民学の分野で結成されたもの。全国旅行業協会(ANTA)会長の二階俊博氏や日本旅行業協会(JATA)会長の金井耿氏、観光庁長官の溝畑宏氏などが顧問、日本観光振興協会会長の西田厚聡氏が会長を務めている。

 今回のシンポジウムは同会議の第1弾の活動として開催。来年の日中国交正常化40周年のプレイベントとしての位置づけで、東北の震災復興と日中間の相互交流の拡大の同時達成により、震災復興と観光復興の礎とする考えだ。シンポジウムでは二階氏の基調講演や、東北観光推進機構会長の高橋宏明氏、日本観光振興協会副会長の舩山龍二氏などによるパネルディスカッションを予定。シンポジウムの様子は中国の人民網に、同時通訳の動画中継で配信し、中国への熱いメッセージ伝達と、相互理解、相互協力の機会とする考えだ。

 シンポジウムは入場無料で、1000名を募集(先着順)。応募は日本観光振興協会のホームページで受け付けている。