NH、エアーニッポンと合併-運営体制見直しの一環で

  • 2011年11月27日

 全日空(NH)は11月25日に開催された取締役会議で、NHとNHの100%子会社であるエアーニッポン(ANK)の合併契約を締結した。2011年度から12年度のANAグループの経営戦略に則り、グループ運営体制の見直しをはかる考え。

 エアーニッポンはANAグループで小型機事業での中核的な運航会社として、中国や台湾、インドのムンバイなどの近距離路線を中心に運航していきた。NHによると、合併で両社の経営資源を最大限に活用し、今後の事業規模の拡大や事業環境の変動に対し、安定的かつ柔軟に対応できる生産体制を構築していくという。また、両社で重複する業務や機能を集約することでさらなる効率化も進めていく。

 合併予定日は2012年4月1日で、NHを存続会社としてANKを吸収合併する。