クリスタル・クルーズ、13年のクルーズで南極航路を追加
クリスタル・クルーズは2013年、2009年を最後に実施していなかった南極クルーズを再開する。2011年初頭、国際海事機関(IMO)は南極海域の環境保全のため、この海域を運航する船舶や客船に対し重油規制を実施。重質燃料を積んだ船舶は南緯60度の海域に入ることができず、入域するためには船舶用低硫黄燃料油など特定の蒸留油を使用し、その燃料が搭載可能であることが義務付けられた。
クリスタル・クルーズでは調査を実施し、クリスタル・シンフォニーであれば低硫黄燃料油を積載可能で、エンジンも順応できると判断。通常のオペレーションよりも高コストになるものの、同航路へのニーズが高かったこともあり、2013年から再開すると決定した。クリスタル・シンフォニーの2013年クリスマス/ニュー・イヤー・クルーズでホーン岬の周辺をめぐり、ブエノスアイレスからヴァルパライソへ、南極を3日間クルーズする。