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主要58社、海外・国内とも2ヶ月連続増、訪日は3割減に

  • 2011年11月9日

 観光庁が取りまとめた主要旅行会社58社の2011年9月の取扱状況速報で、海外旅行は前年比4.0%増の2294億379万7000円となり、2ヶ月連続で前年を上回った。観光庁によると、一部の旅行会社からは、円高傾向が追い風となり、近場の台湾や韓国などアジア方面が好調であるほか、欧州方面も回復基調にあるという。海外パッケージツアーについても、取扱人数が2.4%減の40万4592人となった一方、取扱額は3.5%増の744億286万9000円となった。

 会社別で見ると、海外旅行の取扱額が最も高かったのはジェイティービー(JTB)グループ14社で、3.1%増の441億6455万2000円。次いで、エイチ・アイ・エス(HIS)が12.8%増の376億9422万5000円、阪急交通社が8.3%増の214億935万1000円で続いた。

 一方、伸び率で見ると、JTBグローバル・マーケティング&トラベルが取扱額自体は5636万7000円と少ないものの、74.1%増でトップ。以降、東武トラベルが45.0%増の10億610万5000円、楽天トラベルが26.3%増の17億8754万6000円などとなった。取扱額が100億円を超える会社の中では、HISの12.8%増が最も高く、日本旅行の10.3%増、阪急の8.3%増が続いた。

 このほか、国内旅行は全国レベルでは回復基調にあるといい、1.6%増の3374億583万9000円で2ヶ月連続の増加。外国人旅行は29.0%減の43億4549万5000円と苦しい状況が続いているが、前月の40.5%減からは10ポイント以上改善している。

 各社の詳細は下記リンク先の一覧表の通り。


▽主要旅行会社取扱概況
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