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ピックアップ:JAM2011~震災後の回復とオーストラリアの新素材(4)

  • 2011年11月2日

 JAM(Japan-Australia Mission)2011でオーストラリアの最新情報をまとめた連載4回目は、3回目と同様にクイーンズランド州の宿泊施設、観光局、アトラクション計5社・団体を取り上げる。


ビレッジ・ロードショー・テーマパーク

賑わうアウトバック・スペキュタクラーの施設

 ビレッジ・ロードショーは、ゴールドコーストで5つのテーマパークを運営する。そのうちの一つ、「ムービーワールド」では「ハリウッド・スタント・ドライブ」を目玉のひとつとしてアピールするほか、ハリウッド映画をテーマとしたライドやパレードもさまざまな客層に訴求力が高いと強調する。また、「シーワールド」では、水族館だけでなく参加型のアクティビティも人気。両テーマパークでは、オーストラリアが夏休みの季節となる11月、12月に向けて新しいアトラクションをオープンする計画だ。

 また、1000人収容可能なディナーショー「アウトバック・スペキュタクラー」では、12月に新しいショーが始まる。このほか、トレード向けにはシーワールドリゾートに宿泊した場合のテーマパーク特別料金を提供していく予定だ。


タンガルーマ・ワイルド・ドルフィン・リゾート

タンガルーマ・ワイルド・ドルフィン・リゾート・ビジネス・ディベロップメント・マネージャーの前田孝氏

 モートン島にあるタンガルーマは、ブリスベンからボートで約75分というアクセスのよさから日本人にも人気のリゾート。訪問者の約40%が海外からの利用客で、そのうち日本人の比率は7%ほどを維持している。日本人のなかでも60%以上が教育旅行。来年、修学旅行での訪問者は3000人近くになる見込みだ。今後もホールセラーとの関係を大切にしながら、一方でネットを活用しながら一般消費者へのアピールを強めていく。

 タンガルーマの魅力は豊富なアクティビティと豊かな自然だ。4WDデザートサファリや砂滑りをはじめマリンアクティビティが充実。宿泊者に提供される野生イルカの餌付け体験やジュゴンクルーズ、ホエールウォッチングクルーズなどのプログラムのほか、エコ・スタディーツアーも提供している。

ジュピター・ホテルズ&カジノ・ゴールドコースト

ジュピター・ホテルズ&カジノ・ゴールドコースト・セールス・マネージャー・インターナショナルのポー・リン・キー氏

 ゴールドコーストの中心部にあるジュピター・ホテルズ&カジノ。エグゼクティブルーム101室、スイートルーム29室、ペントハウス2室を含む合計594室は、ゴールドコースト最大だ。また、最大2300人(バンケット形式で最大1300人)収容可能なパビリオン・コンベンション・センターもゴールドコースト最大級の規模だ。併設するカジノもギャンブルテーブル100台以上、ゲーム機1400台と大きく、24時間営業している。

 さらに、豪華シーフード料理から軽食まで幅広いレストランも揃い、バーも8ヶ所とダイニングも充実している。場所を移さず、ひとつ屋根の下で必要なことすべてが可能だ。こうした特徴から、同ホテルでは特に日本のMICE市場に注目している。