京王の旅行業、第2四半期の営業収益7.3%減に

  • 2011年11月1日

 京王電鉄が11月1日に発表した2012年3月期第2四半期累計期間(2011年4月1日~9月30日)の連結業績で、旅行業の営業収益は前年比7.3%減の86億5600万円となった。震災の影響を受けて取扱額が減少した。

 ホテル業と広告代理業を含めた「レジャー・サービス業」のセグメントでは、営業収益が12.4%減の293億5700万円、営業利益が68.8%減の6億1600万円となっており、特に訪日外国人旅行者の減少などの影響を受けたホテル業の営業収益が、19.6%減の135億6400万円と大きく減少している。例えば新宿の京王プラザホテルでは、客室稼働率が前年の87.4%から59.7%と悪化している。

 レジャー・サービス業の通期業績予想では、営業収益が6.5%減の609億円、営業利益が45.3%減の15億円を予想。営業利益については、前回発表時の予想値に比べて14.6%増と上方修正した。

 なお、観光庁による主要旅行会社の旅行取扱概況で、4月から8月の京王観光の取扱概況は、海外旅行が7.8%減の22億8551万3000円、外国人旅行が8.5%増の3億5659万1000円、国内旅行が10.2%減の89億4828万4000円、合計が9.3%減の115億9038万8000円となっている。