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コーラルコースト、ワイルドフラワーの当たり年、世界遺産もアピール強化

  • 2011年9月29日

コーラルコースト地域観光促進協会CEOのデイビッド・オマリー氏 西オーストラリア州・コーラルコースト地域観光促進協会CEOのデイビッド・オマリー氏がこのほど来日し、業界誌を対象にコーラルコースト地域の最新情報を提供した。

 コーラルコースト地域は、パースの北方でピナクルズからエクスマウスまでの全長約1100キロメートルに及ぶ海岸沿いの地域。カルバリー国立公園やモンキーマイア、そして世界遺産としても有名なシャークベイなど、豊富な素材を有する。また、7月から9月にかけてはワイルドフラワーが多く自生する地域としても有名で、特に今年はシーズンの前に多く雨が降ったことから「10年来の当たり年」といわれており、今年は10月中旬頃までワイルドフラワーを楽しむことができるという。

 西オーストラリア州政府観光局(TWA)日本局長の吉澤英樹氏は今年のワイルドフラワーを軸とした商品の売れ行きについて、東京はカンタス航空(QF)の成田/パース直行便が運休になったことが若干影響しているものの、西日本については、経由便でのプロモーションが奏功しており伸びているという。

 さらに、ワイルドフラワーに加え、今年の7月にはエクスマウスのニンガルーコーストが世界遺産に認定されたことを受けて「世界遺産」というキーワードをフックにさらなるアピールをはかりたい考えだ。エクスマウスはジンベエザメと一緒に泳ぐことができるスポットとして有名で、デイビッド氏によると、ジンベエザメの遭遇率は99%と高い確率だという。海の透明度が高くジンベエザメを探すのが容易であることと、天候や海のコンディションが悪くても無料で翌日に振替えることができることが、遭遇率を上げている要因であるという。

 デイビッド氏は、引き続き日本を「重要な市場」と捉え、プロモーションを継続していきたい考えだ。