エバー航空と復興航空、台北/岡山で訪日チャーター実施-片道計17便で
エバー航空(BR)と復興航空(GE)は10月末から11月末にかけて、台北/岡山間のチャーター便を運航する。岡山県県民生活部航空企画推進課によると、すべてインバウンド向けのチャーターで、片道ベースでBRが6便、GEが11便、合計17便、座席数は合計約3500席となる見込み。台北から岡山へのチャーター便は東日本大震災以来初めてとなる。
同課によると、岡山へのインバウンド向けチャーターは春の桜を目的としたものが多く、今年も4月から6月に計18便、約2500席が予定されていたが、震災の影響でキャンセルとなった。こうしたなか、岡山県ではインバウンドの誘致促進のため、8月19日から23日の期間で、台湾で観光説明会や岡山県知事による各航空会社へのトップセールスなどプロモーション積極的に実施したという。
こうした誘致活動の結果、BRは春と同様の運航本数としたものの、機材をマクダネル・ダグラスMD90型機からエアバスA332型機に大型化。座席数は100席増の252席で運航することとなった。また、GEは春に比べて本数を2倍以上に増加。運航機材はエアバスA321型機で、座席数は182席となる予定だ。岡山空港往復だけでなく、高知空港や富山空港と組み合わせで運航する。BR、GEともに販売は台湾の旅行会社経由で、すべて4泊5日の旅程とした。
同課によると、今回のチャーター便をきっかけに、秋シーズンの需要喚起につなげたい考え。後楽園や倉敷だけでなく、岡山県北部の蒜山高原など、今まで観光コースに組み込まれていない地域の商品化もアピールしていく。また、秋のチャーター便を成功させることで、来春のチャーター誘致につなげたい考え。台湾の旅行会社や航空会社に対し、引き続き誘致の働きかけをしていく計画だ。
▽訂正案内(2011年9月13日17時08分)
訂正箇所:第1段落第3文
訂正前:台北からのチャーター便は東日本大震災以来初めて
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訂正後:台北から岡山へのチャーター便は東日本大震災以来初めて