インド観光促進委、ベストツアーオブザイヤー2011を発表
日本旅行業協会(JATA)インド観光促進委員会は9月7日、「インド・ベストツアーオブザイヤー2011」を発表した。これは、インド観光促進委員会が両国の旅行産業の成長をめざしてインドへの旅行促進をはかる継続的な取り組みの一環で、今年が初めての試み。インドの観光地としての認知度向上と観光客の増加をめざし、今後も継続していく考えだ。JATAVWC2000万人推進室室長の澤邊宏氏は「インドは旅行会社がランドオペレーターや航空会社と連携し、間違いなく(渡航者を)増やせる可能性があるデスティネーション」と期待を示した。
インド・ベストツアーオブザイヤーの応募対象はJATA会員の旅行会社が企画・造成している、2010年10月から2011年6月までに催行された募集型及び受注型企画旅行で、インド単独もしくはインドと隣接諸国を組み合わせたもの。隣接諸国と組み合わせた周遊型の場合、全旅行期間の半分以上はインド国内である必要がある。
10社から33作品の応募があり、そのうちベストセールス賞、クリエイティブ賞、審査員特別賞として計9社を選定した。ベストセールス賞の1位には阪急交通社の「インド12の世界遺産9日間の旅」が選ばれた。インド観光促進委員会委員長でジャルパック代表取締役社長の大西誠氏によると、受賞理由は、同商品が設定数6本に対して催行率が100%で、集客数を目標設定数で割った集客率も129%、累計参加者も80名だったこと。さらに、参加者が幅広い年齢層にわたっており、初めてインドに行く参加者も多かったことから、「委員会の幅広い層にインドへの旅行を促すといった目的に合致していた」という。
このほか、クリエイティブ賞にビーエス観光のアショカツアーズ「本場ケララでアユルヴェーダ体験」、審査員特別賞にグローバルユースビューローの「優雅に旅する北インドマハラジャの夢」が選ばれた。なお、表彰式は9月30日に、JATA旅博のインド政府観光局ブース内で実施する。