成田、10月20日から同時離着陸開始へ-年間発着枠23.5万回に増加

  • 2011年8月26日

 国土交通省によると、成田国際空港(NAA)で10月20日から同時平行離着陸方式を実施する。8月に全世界の航空会社などに対し、文書で周知した。これにより、年間発着回数は22万回から23万5000回に拡大することとなる。同省では2009年12月に同時平行離着陸方式について安全に導入できるという調査をまとめており、導入について検討を進めていた。

 NAAによると、現在は2本の滑走路で交互に離着陸しているが、同時平行離着陸方式の導入で同時に離着陸することとなり、1時間あたりの出発枠数が現在の32回から46回に増加。年間発着回数も22万回から23万5000回に拡大することとなる。ただし、悪天候時には同時並行離着陸は実施しない。なお、懸念される騒音問題については、引き続き空港周辺の地域団体などと話し合いを進めていく考えだ。