JL、カンタス、三菱商事がLCC設立-ジェットスター・ジャパン、12年就航へ
日本航空(JL)、カンタスグループ、三菱商事は8月16日、格安航空会社(LCC)を設立することで合意した。2011年9月をめどに共同出資会社「ジェットスター・ジャパン」を設立し、事業許可申請をする予定だ。路線は2012年半ばまでに決定し、同年中に国内線を就航する予定で、成田、関空、札幌、福岡、沖縄などへの路線を検討中だ。また、アジアの主要都市を中心に短距離国際線の就航も計画しているという。
運賃は、平均で既存より40%安い運賃を提供し、さらに、他社より安い運賃を提供する最低価格保証も実施する予定だ。機材はエアバスA320型機、モノクラス制の180席で運航する。まずは3機で運航を開始し、数年間で24機まで増やす計画だ。
3社の出資比率は議決権ベースでは各社3分の1ずつ、無議決権株式を含めると、カンタスグループ42%、JL42%、三菱商事16%とした。当初資本金は48億円だが、運航開始後には増資を含め120億円に拡大する予定だ。代表者は新会社設立後に決定する。従業員は初年度は150人とし、数年間で800人に増やす計画だ。