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外務省、イランの渡航情報を一部引き下げ、テヘランは解除

  • 2011年8月1日

 外務省はこのほど、イランに発出している渡航情報のうち、テヘランなどの地域について「十分注意してください」を解除した。外務省によると、2011年2月14日にテヘランしないで改革派による数千人規模の抗議デモが実施されて衝突が発生したが、その後はデモの呼びかけが散発的になり、呼びかけに呼応する大衆も減少。デモによる治安の悪化はテヘランをはじめ地方でも見られなくなったためという。

 ただし、テヘランでは2010年中に2件の爆弾テロ事件が発生していることから、外務省では引き続き最新の治安情報を収集するとともに、在イラン日本国大使館がウェブサイト上で発信する情報に留意して、安全対策に注意を払うよう求めている。

 なお、今回の解除の対象となった一部地域以外の地域については、引き続き渡航情報を発出している。詳細は下記の通り。


▽イラン渡航情報
・シスタン・バルチスタン州、ケルマーン州:
「 退避を勧告 します。渡航は延期してください。」
・イラク及びアフガニスタンとの国境付近:
「渡航の延期をお勧めします。」
・フーゼスタン州、イラン北西部(西アゼルバイジャン州、東アゼルバイジャン州、クルディスタン州)(イラクとの国境付近を除く):
「十分注意してください。」

(上記以外のテヘランを含む全地域は「十分注意してください」を解除)