訪日旅行回復へ、「嵐」がメッセージフィルムで日本の魅力アピール

  • 2011年7月12日
左から、外務大臣の松本剛明氏、観光庁長官の溝畑宏氏

 外務省と観光庁は7月11日、観光立国ナビゲーターの「嵐」を起用し制作したメッセージ・フィルムを公開し、世界各国での放映を開始した。東日本大震災や原発事故の影響で落ち込む訪日旅行の本格的な回復に向けて、世界各国からの支援に感謝する気持ちと、日本の観光地の魅力をアピールすることで訪日旅行を促進していく。同日、記者会見を開催した外務大臣の松本剛明氏は、「観光は外交や経済活性化にも意義がある。日本に来ていただき、日本の皆さんにはより日本を知ってもらい元気な日本をつくっていきたい」と話した。また、観光庁長官の溝畑宏氏は、「観光立国に向け外務省と連携してきた。嵐の皆さんにもナビゲーターとしてアピールしてもらっている」と振り返り、今後も外務省、関係各所と連携して日本の魅力をアピールしていく。

 今回制作したメッセージ・フィルム「Message from Japan」では、嵐のメンバー各自が日本各地の観光地を訪れ、地元の人と交流しながらその土地ならではの魅力を紹介している。また、人を招く象徴として招き猫をモチーフに、日本各地で招き猫のポーズをとるなど外国人観光客を“待つ”姿勢を表現している。嵐の櫻井翔さんは、「多くの国や地域からいただいた支援に感謝の気持ちと、日本各地で海外からのお客様をお待ちしていることをお伝えできることを大変嬉しく思っています」と挨拶。また、松本潤さんは、「実際見てきた観光地は元気を取り戻しつつあります。ぜひ日本の素晴らしい観光地にいらしてください」と呼びかけた。

 メッセージ・フィルムは記者会見をおこなっていた7月11日午前10時30分にニューヨークのタイムズスクエアの大型ビジョンで放映を開始。これを皮切りに世界各国の在外公館や屋外ビジョン、空港など、世界133以上の国と地域で公開する。