国交省、関空と伊丹の統合準備協議会を設置、関空も社内に準備室開設

  • 2011年6月29日

 国土交通省は7月1日付で、「関西国際空港・大阪国際空港経営統合準備協議会」を設置する。5月17日に成立した、「関西国際空港及び大阪国際空港の一体的かつ効率的な設置及び管理に関する法律」に基づくもの。同協議会では、(1)統合後の両空港を運営する「新関西国際空港株式会社」の定款策定や組織体制整備などの設立準備に関する連絡調整、(2)国土交通省と関西国際空港株式会社、独立行政法人空港周辺整備機構から新会社への権利義務の承認に関する連絡調整の2点を協議する。メンバーは、国交省航空局航空ネットワーク部長を議長とし、大阪航空局長と大阪航空局次長、関西国際空港社長、空港周辺整備機構理事長で構成する。

 また、関西国際空港は社内に7月1日付で「経営統合準備本部」を設置し、経営統合に向けた所要の準備を全社を挙げて進めていく。社長の福島伸一氏を本部長とし、副本部長には副社長の竹内剛志氏と常務取締役の室谷正裕氏、本部員には社長以下の全役員が参加。本部の下に関係部長などで構成する準備室を置き、経営戦略室長の濱勝俊氏が室長を務める。