JNTO、アラビア語サイトを開設、12言語目

  • 2011年6月26日

 日本政府観光局(JNTO)はこのほど、アラビア語のウェブサイトを開設した。今後の成長が見込める湾岸諸国を中心としたアラビア語圏に観光情報を提供するねらい。JNTOのウェブサイトとしては12言語目。

 JNTOによると、湾岸諸国からの訪日旅行者数は、本格的な誘致活動に取りかかれていないこともあり、2010年には8249人に留まっているが、一昨年のラマダン期間中に湾岸諸国の有力テレビ局が日本の特集番組をシリーズで放映して大きな反響があったほか、昨年には湾岸諸国の航空会社3社が成田空港に就航。また、4月にサウジアラビアで開催された祭典では日本がゲスト国となり、「日本館」が前ブースで最大の来場者数を記録したという。

 ウェブサイトでは、日本の地方や主要な観光スポットを紹介するほか、日本でのショッピングや料理、交通などの実用情報、基本情報を提供。日本の情報に接する機会が限定されている湾岸諸国の消費者向けに、写真を多用するほか、同エリアの宗教や生活習慣に配慮して料理の食材や調理方法、日本国内のモスク所在地なども掲載。さらに、アラビア語、日本語、英語で併記した会話集も用意した。