トラベルHD、米国商品に新素材エアークルーズ提案-移動時間短縮で内容充実

  • 2011年6月15日
セミナーの様子

 ツーリコホリデーズなどを展開するトラベルホールディングス(トラベルHD)は6月14日、アメリカで先ごろに開始した現地ツアー「エアークルーズ」について、旅行会社を対象にセミナーを開催した。エアークルーズはトラベルHD傘下のMauiva(マウイバ)が実施するもので、小型飛行機による移動と観光、ホテル宿泊などを組み込んだツアー。陸路に比べて移動時間を短縮でき、新たな商品造成が可能であるという。


 セミナーでは、米国の国土が広いことから陸路での移動が長時間になり、結果として旅行者が疲労、ストレスを感じてしまうことを指摘。これに対して、エアークルーズであれば、陸路の同様のコースと比較して60%以上も時間を短縮することができるという。さらに、移動時間の短縮によって訪問先での滞在時間が増えることもメリットとし、従来では盛り込めなかったアクティビティなども提供できるとアピールした。

 エアークルーズは、ニューヨークおよびロサンゼルスから毎日運航。コースは、「米国東部体験」と「米国西部ワンダー体験」の2つで、例えば東部のコースでは、5泊6日でナイアガラの滝やハーシーズ・チョコレート工場見学、アーミッシュ・ビレッジなどを訪問する。飛行機には30人まで搭乗でき、さらに大型の機材を用意することも可能という。

 なお、ツーリコホリデーズ・アジア太平洋地区ヴァイス・プレジデントのトニー・マーシャル氏は同日、日本オフィス・ダイレクター・オブ・セールス・ジャパンにクリス・ノバック氏が着任すると発表。さらにオペレーション部門でもスタッフの増員を予定しており、日本オフィスのさらなる充実をはかる考えを示した。