MICE総研は5月10日、日本の現況に関するMICEに特化した情報を海外へ発信する英語のサイト「Japan　after　3.11」を開設した。MICE総研によると、東日本大震災後、日本で予定されていたMICEなどの開催中止や延期が続いており、関連業界で大きな打撃を受けている。そのため、今の日本の状況を発信して安心して渡航できる状況であることを知らせ、風評の沈静化と海外からのMICE中止の流れを食い止めるねらいだ。

　同サイトでは、被災地以外のMICE施設の現状について、各施設から提供された情報を掲載するほか、震災後にビジネスや会議などで来日した外国人から寄せられたメッセージ、各国の日本への渡航規制措置の解除など、日本の安全が進展しているニュースを紹介。さらに、日本各地の交通機関の運行状況、日本各地の放射線量、水道水など、放射性物質含有量に関する情報などが確認できるよう、公的機関などのサイトへリンクも掲載する。

　また、日本の復興に向け、「海外の人々が日本に来てくれることが最大の震災復興支援になるので、日本でMICEを開催して日本を楽しんでください」というメッセージを訴えていく。MICE総研では、同サイトを国内のMICE関係者から海外のパートナーに知らせてもらうことで、日本の復興と全世界に対して日本の安心・安全情報の周知徹底をはかりたい考えだ。


▽Japan　after　3.11
http://www.mice-ri.or.jp/en/index.html


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