南アフリカ、見本市「INDABA」開催−新ブランドでW杯後の旅行需要を創出

W杯の開催によって昨年の南アフリカには800万人の旅行者が訪れ、インバウンドの旅行産業は15.1%増の伸びを示した。今年はW杯後の旅行需要をいかに成長させていくかが主要なテーマとなる。開会式では、南アフリカ観光局CEOのタンディー・ジャニアリーマックレイン氏が、新ブランドの構築に向けた「Leaving Ordinary Behind」というスローガンを紹介。サファリや大自然でのアドベンチャーなどの非日常的な体験のほか、「南アフリカの友好的な人々との交流がさらに満足を深める」として、旅行者と地元の人々との心の結びつきを強調した。

▽日本市場への予算は維持

会場内では、南アフリカをはじめとするアフリカ諸国から出展したサファリや高級ロッジ、ホテル、コーチ会社などのサプライヤーが、初日の午前中からバイヤーと活発な商談を展開。日本の参加者からは「サファリやロッジに興味がある。前もって予約を入れ、具体的な商談ができるとよかった」との意見や、「日本ではアフリカに関する情報が限られているので、良い機会となった」「サッカーの日本代表が泊まったホテルの情報を入手した」といった感想が聞かれた。