スポーツツーリズム推進めざし、プラットフォーム設立へ−SCJ、準備会開催
財団法人日本スポーツコミッション(SCJ)はこのほど、スポーツツーリズムを支えるプラットフォーム設立研究会を発足させるための準備会を開催した。SCJ理事長の木田悟氏は、「(東日本大震災により)旅行業界、インバウンドは苦しい状況になっていている」とし、「新たな日本復興、新たなシステムの構築、新たな考え方といった視点で準備会、研究会を開催していきたい」考えを示した。
SCJは、スポーツを地域づくりや地域の活性化に活用するための調査研究や具体的活動を実施する組織として2009年に設立しており、観光庁が2010年から開催している「スポーツ・ツーリズム推進連絡会議」にも参画。会議内でスポーツツーリズム推進の基礎となる組織やシステムなど、核となるプラットフォームの構築の必要性があがり、産学官合体で検討していくことが求められてきていることから、今回の会議の開催に至ったという。
今後は観光庁など国や地方自治体、旅行会社、IT企業、学識経験者、スポーツ関係者の参加により、スポーツツーリズム推進の基礎となるプラットフォーム構築をはかるため、研究会を設立する計画だ。まずは6月までに今回を含め計5回の準備会を開催する。
SCJによるとプラットフォームは海外からのスポーツツーリズムや情報の受け皿と、国内スポーツツーリズムの活動の総括という2通りの位置づけが考えられるという。海外、国内の情報収集、発信機能や人材育成機能が必要となってくるといい、そうしたプラットフォームの必要性の認識の共有、基本構成や役割の明確化、展開イメージ、活動概要と組織概要について検討していく考えだ。
6月にはシンポジウムを開催。7月に研究会を発足し、準備会で示された内容をもとにケーススタディの内容や地域、取り組みの体制などを検討する。2012年3月からはプラットフォーム設立にかかわる組織やシステム構築の実証事業を展開していく計画だ。
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SCJによるとプラットフォームは海外からのスポーツツーリズムや情報の受け皿と、国内スポーツツーリズムの活動の総括という2通りの位置づけが考えられるという。海外、国内の情報収集、発信機能や人材育成機能が必要となってくるといい、そうしたプラットフォームの必要性の認識の共有、基本構成や役割の明確化、展開イメージ、活動概要と組織概要について検討していく考えだ。
6月にはシンポジウムを開催。7月に研究会を発足し、準備会で示された内容をもとにケーススタディの内容や地域、取り組みの体制などを検討する。2012年3月からはプラットフォーム設立にかかわる組織やシステム構築の実証事業を展開していく計画だ。
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