マレーシア政観、メッセージ掲げ復旧と復興を応援、NGO来日し支援活動も

  • 2011年4月12日
 マレーシア政府観光局は3月31日付で、「ガンバレ日本!マレーシアは応援しています!」を掲げ、メッセージを発した。震災で亡くなられた方々の冥福と被災者へのお見舞いの意とともに、「ルックイースト政策」のもと、さまざまな分野で日本と親密な関係にあるマレーシアが、被災地の苦難や痛みを自分のことのように感じていることを伝え、国をあげて日本の復旧と復興を応援していく意を表している。

 地震発生直後、マレーシアのナジブ首相が被災者への哀悼の意を表明するとともに、レスキュー隊の派遣を申し出たという。残念ながら、被災地の混乱状況により当面受け入れが難しいという日本政府の判断で断念したが、マレーシアでは政府と民間、市民レベルでの支援の動きが広がり、マレーシア赤新月の義援金だけでも3月23日時点で約5000万円が集まった。

 なお、マレーシア政観によると3月24日と3月28日、マレーシアのNGO「Putera1 Malaysia Club」が医療従事者15名と放射線の専門家2名を含む計48名を派遣。また、3月29日には同NGOと日本在住のマレーシア人学生の協力で、150万本のミネラルウォーターや200トンのドライフード、長靴、手袋などの救援物資を送った。マレーシアは今後も被災地の状況に合わせた支援を実施するための最大限の努力をしていく意向だ。


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