全日空、成田/仁川線で一部欠航−臨時便運航の影響、福岡/沖縄線も

  • 2011年4月7日
 全日空(NH)は4月の一部期間、成田/仁川線のNH907便およびNH908便を欠航する。現在、NHでは東日本大震災の被災地域の交通インフラの確保の観点で、福島空港や山形空港発着の臨時便や救援物資の輸送協力を実施しており、今回の欠航は臨時便の運航体制を確保するためのもの。欠航するのは4月6日、7日、9日と4月12日から14日、4月19日から21日、4月26日、27日の期間。このほか、国内線では福岡/沖縄線のNH979便、NH492便も、4月6日から4月27日まで欠航する。

 震災による旅行需要の減少で、航空会社が日本路線で減便や欠航をする傾向が増えている。NHでも3月11日から3月末までの旅客数が国内線で25%減、国際線で15%減と、大きな影響を受けている。しかし、NHによると公共交通機関として運航便数の安定確保に努めており、需要に応じて使用機材を小型化するなどで対応。現在のところ、需要減少を理由にした減便、欠航の予定はないという。ただし、4月以降の予約についても影響があることから、今後の予定は具体的に決定していないものの精査中としている。


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