KNTと日本旅行、国内旅行商品を共同開発−第1弾は石川県、11万人送客へ

第1弾では石川県に焦点をあてた商品「日本の旅 き・ら・り いしかわ」を造成。石川県観光連盟とJR西日本金沢支社と協力し、宿泊プランもしくはJRセットプランを設定。石川県ならではの食の魅力に焦点を当て、通常1泊夕朝食付きのプランに、「いしかわランチ」として限定の昼食13種類を盛りこんだ。また、着地型のオプションプランとして、個人では行きにくい白山比神社などのスポットを周遊する「いしかわバスプラン」を設定した。
KNT取締役兼執行役員個人旅行事業本部カンパニー長の野中雅彦氏は、商品には「長年のノウハウが盛り込まれたと自負している。成果が出るよう努力したい」と挨拶。日本旅行取締役兼常務執行役員営業企画本部副本部長(統括)の木村陽一氏も、旅行会社の役割は「優れた観光素材を商品に生かす」ことであるとし、「石川県含め3者が協力することで付加価値の高い商品になる」と話した。両社とも今回の取り組みを継続していく考えで、地域だけでなく異業種などとの連携も視野に入れ、観光振興につながる商品展開をめざす。
なお、商品はKNT「メイト」と日本旅行「赤い風船」のそれぞれのパンフレットとウェブサイトで販売するが、商品内容、料金は全く同じ。4月1日から9月30日出発分まで設定し、同商品以外の石川県を含む商品もあわせて、2社合計で前年比10%増の11万人の販売をめざす。