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クイーンズランド、1000万ドルの観光施策を実施−洪水の影響なしアピール

  • 2011年3月2日
 クイーンズランド州政府観光局(TQ)財務大臣、州開発大臣、貿易担当大臣のアンドリュー・フレーザー氏がこのほど来日し、「サイクロンによる観光への影響はない」と道路や空港、観光地などが通常通りであることを訴えた。また、国内、海外に向けて1000万豪ドルを投入したキャンペーンを展開中で、実際の現地の情報を正確に伝えることで旅行需要を喚起する。

 今回発生したサイクロンはケアンズよりも南下した場所から発生しており、グレートバリアリーフやポートダグラス、エアリービーチといった観光スポットへの影響はなかったという。また、洪水が起こった地域は観光スポットの海岸沿いから離れており、サンシャインコーストやゴールドコーストといったエリアにも「全く影響がない」と説明。キャンペーンでは、フェイスブックやソーシャルメディアも活用する。クチコミや写真を投稿することで観光スポットが通常通り機能していることをアピールする。

 フレーザー氏は、「クイーンズランド州にとって観光産業は収入の柱」と話しており、2010年の日本からの観光収入は4億豪ドルだったという。旅行業界に対しても「ビッグパートナー」との認識を示しており、日本オフィスでは今後旅行会社と協力したキャンペーンも計画している。