ユナイテッド・コンチネンタル、2010年通期は黒字化、連結旅客収入19.1%増

  • 2011年2月4日
 ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス・インクが発表した、2010年通期の連結決算は、営業収入が前年比18.9%増の340億1300万米ドルで、営業利益は1700万米ドルの赤字から18億1800万米ドルの黒字に、純利益は昨年の7億1800万円の赤字から8億5400万円の黒字に転化した。これは、2010年10月の合併以前のコンチネンタル航空(CO)の業績を統合したプロフォーマ・ベースで、GAAP(会計基準)ベースの純利益は2億5300万米ドル。また、営業収入は特に旅客収入が前年比19.1%増の299億100万米ドルと大きく増加した。

 主要路線の旅客数は2.3%減の9945万2000人となったが、有償旅客マイル(RPM)は2.3%増と増加。有効座席マイル(ASM)は0.1%減とほぼ前年と同じであったことから、搭乗率は前年を2ポイント上回る83.9%に上昇した。特に国際線は3.5ポイント増の82.8%となっている。

 また、第4四半期(2010年10月〜12月)の決算では、純利益は1億6000万米ドルを計上し、前年より3億4700万ドル改善。ただし、GAAPベースで3億2500万米ドルの純損失となった。プロフォーマ・ベースの旅客収入は15.8%増の74億1000万米ドルとなり、このうち太平洋路線は33.8%増の10億9300万米ドルと大きく増加。イールドも前年比20.8%増と、他の主要路線の中でも最も高い上昇率となった。