旅行産業経営塾、新2期生を募集−再開で手応え、業界への提言もめざす

  • 2011年1月31日
 2010年に取り組みを再開した旅行産業経営塾がこのほど、新2期生の募集を開始した。1年目と同様、新たな旅行産業の創造に向けた人材の育成をめざす。風の旅行社代表取締役で同塾塾頭を務める原優二氏は再開してからの1年を、「当初36名の募集に対し40名以上が集まった。再開して熱を帯びてきた」と振り返り、「1年やって成果が得られるのではない。そこを土台に視野が広がりネットワークが広がる。そういう機会を提供していきたい」と話した。また、会見に出席した同塾塾長でガク・アソシエイツ代表の山田學氏は、「議論するだけでなく、勇気を持って行動し業界や社会に対して提言してほしい」と将来の業界の担い手に期待を示した。

 1月28日の記者会見では改めて同塾の目的や募集要項について説明。2年目も経営のノウハウを教えるのではなく「ものの見方、考え方、決め方」を学ぶ場として、多様な業種、職種の講師を招いたセミナーとグループワークをセットとした授業をおこなっていく。授業内容や講師については未定なものの、今年はインバウンドや着地型観光などについても取り上げる予定で、参加者の業態もイン/アウトに限らず募集を募っている。このほか、地方開催の要望や地方からの参加者もいることから、地方に出向いての「出前塾」も計画している。

 なお、募集はホームページで受け付けており、定員は36名。全14回の授業で参加費用は10万円。


▽旅行産業経営塾
http://www.bsti.jp