アドヴェント（待降節）と呼ばれるクリスマスまでの約4週間の準備期間になると、ヨーロッパ各地ではクリスマスマーケットが開催され、本格的なクリスマスシーズンが訪れる。ウィーンでも市内8ヶ所以上でクリスマスマーケットが開催されるほか、建物や通りが幻想的な光のイルミネーションで彩られ、街全体がクリスマス一色に染まる。

　ウィーンのクリスマス期間は、なんといっても街歩きが魅力。路面電車や地下鉄など、公共交通機関を使って気軽にクリスマスマーケットめぐりができるほか、ホテルやカフェなどのお店のショーウィンドーやイルミネーションを見て歩くだけで十分に楽しめる。ウィーンのクリスマスマーケットは広場や旧市街に加え、世界遺産の宮殿や美術館前など観光スポットで開催されることもあり、宮殿を見学した後でクリスマスマーケットを楽しむなど、ツアーにも組み込みやすいのが特長だ。今回はまさにクリスマスシーズンの11月29日から12月5日に実施された研修旅行に参加し、粉雪が降る中クリスマスの雰囲気あふれるウィーンの魅力を体験した。


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