11月の旅行業倒産件数は今年最多の7件に、RAJの負債総額は7.8億円
東京商工リサーチ(TSR)によると、2010年11月の旅行業倒産件数は7件(前年:4件)で、2月と並んで今年最多となった。負債総額は9億5900万円(前年:9億3000万円)であった。負債総額を引き上げたのは、格安の国際航空券をオンラインで手広く販売していた第3種旅行業者のアールエイジェイトラベル(RAJ)で、負債総額は7億8000万円。このほかは、東京や大阪、愛知などの小規模倒産が多く、負債総額も1億円以下のものが中心だ。
TSRによると、大手旅行会社では円高などで海外旅行需要の取り込みをはかっているものの、RAJと同様に格安航空券手配を中心とする会社は採算が厳しく、格差が広がっていると分析。11月までの累計倒産件数は40件だが、2009年は通年で累計56件であったため、現状のペースで進めば過去最多はまぬがれるという。
なお、宿泊業の倒産件数は12件(前年:4件)で、負債総額は140億4900万円(前年:76億8600万円)であった。
TSRによると、大手旅行会社では円高などで海外旅行需要の取り込みをはかっているものの、RAJと同様に格安航空券手配を中心とする会社は採算が厳しく、格差が広がっていると分析。11月までの累計倒産件数は40件だが、2009年は通年で累計56件であったため、現状のペースで進めば過去最多はまぬがれるという。
なお、宿泊業の倒産件数は12件(前年:4件)で、負債総額は140億4900万円(前年:76億8600万円)であった。