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サニー航空、年末から日本へチャーター計画、双方向強みに定期便化も視野

  • 2010年11月30日
 バンコクに拠点を置くサニー航空(S1)は2010年の年末年始の成田へのチャーターを皮切りに、日本への双方向のチャーターを計画している。S1は2010年8月30日に設立した新興の航空会社で、日本へのチャーター運航が初フライトとなる予定だ。ボーイングB767-300ER型機の2機で展開し、2クラス制でフルサービスを提供。当初はチャーター運航のみだが、将来的には定期運航をめざす。主要市場を日本、中国、イラン、欧州諸国としており、日本ではJTGが総代理店を請け負った。

 S1の強みはタイから日本へのインバウンドを見越して運航すること。JTGによると、タイの現地法人がタイから日本への送客をする旅行会社30社と契約しており、12月29日に運航するバンコクから成田へのフライトでは、全250席のところ既に約150名が予約しているという。S1ではタイの訪日旅行の需要を視野に特に日本市場へ力を入れており、既にタイ航空当局から中部、仙台、新千歳への定期便の運航許可を得たという。今後、S1ではチャーターで成田をはじめ、日本全国への運航で実績を積み、2011年下期に上記3都市への定期便運航を目標とする事業計画も立てている。また、タイのほか、ミャンマーやネパールなどへの第三国チャーターも視野に入れているという。

 現在、日本発着で発表している予定は、12月29日発1月2日着の成田/プーケット/バンコクと、2月2日から4月3日までに計9往復を予定する成田/シェムリアップ/バンコクの2つ。49%の個札を予定しており、年末年始の成田/プーケット/バンコクでは、正規割引運賃を発表。14日前の予約・購入とするエコノミークラスの「コプチャイ14」は、成田/バンコク、または成田/プーケット往復でそれぞれ9万9000円、ビジネスクラスの「コプチャイ14」では、15万9000円で設定している。一方、パッケージでは東京に本社を置く5社が既に商品化をはじめており、今後も商品販売をする旅行会社は増える見込みだとしている。


▽S1 スケジュール計画

・成田/プーケット/バンコク(12月29日成田発、1月2日成田着)
S18603 NRT 11時30分発/HKT 17時30分着 
S18602 HKT 18時30分発/BKK 19時50分着

S18602 BKK 21時30分発/HKT 22時50分着
S18602 HKT 23時50分発/NRT 08時30分着(翌日)

・成田/シェムリアップ/バンコク(2月2日〜4月3日の水曜成田発、日曜成田着)
S18651 NRT 11時30分発/REP 16時15分着
S18651 REP 17時45分発/BKK 18時45分着

S18650 BKK 22時30分発/REP 23時30分着
S18650 REP 01時00分発(翌日)/NRT 08時30分着(翌日)