CITMが開幕、94ヶ国・地域から1300名−邵局長、「世界経済の立て直しに役割」

また、邵局長は、「2010年の1月から9月までの間に、中国を訪れた外国人観光客は延べ4158万人、前年度の同時期と比べ11%上昇している」と紹介。観光での外貨獲得も前年度比16%増の337億米ドル相当に達したといい、中国の観光業界は2008年の経済危機で受けたダメージから回復しつつあるとの認識だ。中国からのアウトバウンドについても、「海外への観光渡航者数も4228万人と21%の上昇」を見せており、さらに国内旅行者数も10%増の延べ15億9000万人となったことに言及し、中国市場の拡大を強調した。

なお、CITM2010は、エキスポセンターで11月18日から21日まで催される。今年は世界の94ヶ国・地域が参加。日本からも観光庁をはじめ、沖縄県や徳島県の観光事務所、サンリオや日光江戸村など約40団体が出展する。開幕式には1300名あまりが集まった。