JTBワールドバケーションズ（JTBWV）はこのほど、ウェブサイトでの販売専用の中部発着海外旅行商品を設定し、販売を開始した。これにより、間際に仕入れた商品を最短2日で販売できるようになるほか、パンフレット制作や配送にかかるコスト抑制につながり、より安価な商品提供が可能になる。また、旅行申し込み後に最終旅行日程表を郵送する従来の仕組みを、メールでの送付に変更。販売時期が間際まで延びることで間際の申込み需要に対応する。

　申込みはオンラインでの予約、決済が原則で、店頭では対応していないが、JTB中部旅の予約センターでの電話申込みや、振込みなどの決済も選べるようにした。JTBではこうした対応により、購入前に商品内容を電話で確認したい、オンラインでのクレジット決済が不安、といった顧客のニーズに応える考え。また、商品ラインナップでは旅行代金を重視する傾向が強く、間際申込みの多いアジア方面を中心にそろえ、販売を開始した。例えば、11月22日から12月28日出発で、レオフーに宿泊しキャセイパシフィック航空（CX）を利用する台北3日間コースでは、2名1室大人1名あたり3万2800円から5万2800円とした。