ニッコウトラベル、中間期は売上25%増、広告原価など削減で黒字化

  • 2010年11月10日
 ニッコウトラベルは、2011年3月期第2四半期累計期間(2010年4月1日〜9月30日)の連結業績で前年比24.9%増の21億4300万円の売上高を計上し、営業損益も4300万円の黒字(前年:1億2000万円の赤字)となった。経常損益も8600万円の黒字(同:8400万円の赤字)、純損益も7100万円の黒字(同:1億700万円の赤字)。取り扱い人数が48.9%増となるなど好調で、旅行売上高も24.8%増の17億819万円と拡大。一方で、広告原価を26.1%減の1億3461万円とするなど経費を削減し、営業原価と販管費は14.3%増の20億9937万円にとどめた。

 商品開発面では、満足度向上をねらって主要顧客であるシニア層の体力にあった商品の開発に取り組んだほか、新規顧客を獲得できる商品の開発を進めた。また、販売面では、アイスランドでの火山噴火の影響もあったものの、円高や旅行マインドの回復もあってほぼ計画通りに推移。特に受注型企画旅行が83.7%増の1億5270万円となるなど好調であった。また、利益面でも、アイスランド火山の影響でランドコストの増加はあったものの、1ツアーあたりの催行人数が増加して利益の改善につながったという。

 なお、方面別の取り扱い人数では、主力の欧州が42.2%増の2692名と好調。また、北米も232.7%増の326名となった。