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ハワイ、9月の日本人訪問者数は前年並み−HTJ一倉氏、120万人達成に自信

  • 2010年11月5日
 ハワイ州観光局(HTJ)によると、2010年9月の日本人訪問者数は前年比0.4%減の11万5166人、1月からの累計では5.5%増の91万261人となった。9月の数値が大型連休があった前年並みになったことについてHTJ代表の一倉隆氏は、「2008年比では21.5%増。また出国者数が3%減であった中で良い数字」とし、「引き続き強い需要がある」と強調した。

 10月は日本航空(JL)の機材小型化などにより座席数が減少しているため前年割れの可能性があるものの、「10万人は達成できるはず。10月末で100万人を超える」と分析。その上で、通年でめざす120万人について「11月はプラスで推移しており、ほぼ固い」と達成に自信を示した。

 また、9月の平均滞在日数は6.2%増の5.92日、1日あたりの消費金額は11.0%増の282.2米ドルと増加。総消費額も17.3%増の1億9250万米ドルとなった。1月からの累計では、平均滞在日数は1.1%増の5.91日、1日あたりの消費金額は2.8%減の258.3米ドル、総消費額は3.7%増の13億8950万米ドルとなった。

 このほか、10月29日を最後にJLがコナ線を運休した影響について一倉氏は、「11月は思ったほど数が落ちていない」とコメント。旅行会社からのヒアリングでも需要が強いとの説明を受けているという。そして、現地の観光業関係者が20%減程度の影響を見込んでいることに触れた上で、隣島のプロモーションの展開などにより「もう少し良い数字」を実現したい考えを示した。

 なお、隣島のプロモーションは現在のところハワイ島を中心に取り組んでおり、ジェイティービー(JTB)と近畿日本ツーリスト(KNT)、阪急交通社、日本旅行、ジャルパック、デルタバケーションズの6社のパンフレットや、てるみくらぶとさわやかハワイのウェブサイトもサポートしている。