日本旅行の2010年度上期（2010年4月1日〜9月30日）の旅行総取扱額は、前年比9.0％増の1949億857万8000円となった。国内旅行は0.1％減の1251億7413万6000円となったものの、海外旅行が前年の新型インフルエンザによる落ち込みからの反動もあって30.7％増の651億5580万3000円と大幅に増加。外国人旅行も20.4％増の45億7863万9000円となった。

　9月単月の総取扱額は1.6％減の342億1820万8000円。ただし、海外旅行は7.5％増の122億6633万9000円となった。海外旅行のうち、企画商品はマッハ・ベストツアーが7.2％減の50億9850万円で、他社商品を含めても6.0％減の62億4156万2000円と前年割れ。一方、団体旅行が5.1％増の19億6502万2000円、個人旅行が40.3％増の34億7580万円と好調に推移した。なお、団体旅行は一般団体が6.0％減の14億8933万2000円であったが、教育旅行団体が67.1％増の4億7569万円と伸びた。

　また、国内旅行は7.6％減の211億3346万9000円。団体旅行が16.8％減の38億5432万5000円、企画商品が12.5％減の69億5649万9000円となるなど低調であった。ただし、航空券が21.9％増の25億5820万円と拡大した結果、個人旅行は0.2％増の103億2264万5000円となった。

　このほか、国際旅行は79.3％増の8億5546万1000円と好調であった。