アメリカン航空、第3四半期は純利益1.4億米ドル−旅客輸送量は4%増

  • 2010年10月25日
 アメリカン航空(AA)の親会社であるAMRコーポレーションは、2010年12月期第3四半期(2010年7月1日〜9月30日)の業績で、1億4300万米ドルの純利益を計上した。前年は航空機退役などの臨時費用を含めて3億5900万米ドルの純損失であった。今期は売上高が前年比14.0%増の58億4200万米ドルと好調で、AA単体の旅客収益も14.8%増の44億5500万米ドルとなった。

 座席供給量は全体で3.6%増に留めたものの、中国などの成長市場に選択的に割り当てた。一方、旅客輸送量は3.7%増となり、ロードファクターは0.1ポイント増の84.0%となった。

 AMRコーポレーション会長兼CEOのジェラルド・アーピィー氏は、「まだなすべき作業がたくさん残っていることは明らか」としつつ、「今期決算は売上高が大幅に改善し、コスト管理のための継続的な努力が実を結んだ」とするコメントを発表した。