DS模擬問題:ニュージーランド編 ラグジュアリーロッジで味わう極上の旅

  • 2010年10月25日
問 ニュージーランドの名門「フカ・ロッジ」にない施設は次のうちどれか

A ライブラリー
B ワインセラー
C スパ
D ヘリポート
                                 
                                 
――正解は下記へ
                                
                                
                                
ココに注目!


▽ラグジュアリーで心地よいロッジの魅力

 ニュージーランドには、各地にラグジュアリーロッジと呼ばれる最高級の宿泊施設が点在している。日本でロッジといえば山小屋のイメージだが、ニュージーランドでは広大な敷地に建つ邸宅風の宿のこと。重厚感漂うインテリアや洗練されたサービス、有名シェフによるダイニングなどの極上の時間を楽しめる一方で、知人の家でくつろいでいるかのような居心地の良さも訪れる人々を魅了している。大型シティホテルと違い、わずかなゲストを心からもてなすオーナーの個性によるものといえよう。

 客室は、ゲストのプライバシーに配慮したヴィラやコテージタイプが多く、いずれもゆったりとした間取りのスイート仕様。客室を質でランクするのではなく、部屋ごとにインテリアを変えて個性を打ち出しているケースが多い。また、室数を数十程度に抑えているため、ゲスト1人1人へのサービスも行き届いている。各室にバトラーがついたり、各テーブルにソムリエがついて一皿ごとに合うワインをサーブしてくれたりと、サービスを超えたホスピタリティも超一流だ。

 また、雄大な自然に溶け込むように建つ建物からの眺望も、ラグジュアリーロッジの特徴の1つ。雄大な川の流れや海の広がり、山や森のコントラストなど、室内に居ながら自然との一体感を感じることができる。自然環境を大切にしているのは、そもそもラグジュアリーロッジがフィッシングやハンティングを楽しむための宿として始まっているため。ゴルフコースや乗馬施設を併設していたり、カヌーやフィッシング、トレッキング、4WDツアーといったアクティビティーを体験したりと、ロッジでの滞在と大自然体験を同時に満喫できるのもラグジュアリーロッジならではの醍醐味となっている。


▽美食に酔い、自然と遊ぶロッジの旅

 ニュージーランドを代表するラグジュアリーロッジといえば、真っ先に挙がるのは「フカ・ロッジ」だろう。タウポ湖に注ぐワイカト川沿いに位置する同ロッジは、1924年に小さなフィッシングロッジとしてその歴史の幕を開けた。今では約7ヘクタールの敷地に25の客室を擁す世界クラスの豪華ロッジとしてその名を馳せている。

コテージ風の客室からは、ワイカト川の豊かな流れを望むことができ、そこに居るだけで極上のヒーリングタイムを堪能できる。有名シェフが腕をふるうダイニングも有名で、ヘリコプターで乗り付けるゲストもいるほど。ゲストブックには、エリザベス女王を筆頭に、ビル・ゲイツやハリウッド俳優など各界の著名人がずらりと名を連ねている。

 南島では、ワカティプ湖の北端に位置する「ブランケット・ベイ」を紹介しよう。こちらは1999年12月にオープンした新しいロッジ。山小屋風の建物は周辺の自然に溶け込み、一枚の絵のように美しい。客室は、スイートを含む13室と別棟のシャレーのみ。温水プールやジャグジーを備えたスパでゆったりとしたひと時を過ごすもよし、フィッシングやハイキング、ジェットボート、乗馬、ヘリスキーとアクティブに動くもよし。しかし、ここでなんといっても楽しみなのが新鮮な素材を活かした料理の数々。ハワイでうまれた料理ジャンル、パシフィック・リム・クイジーンの洗練された味とニュージーランド産ワインのマッチングを心ゆくまで味わいたい。

 なお、2つのロッジは2009年にフォーブス・トラベラーの世界トップホテル&リゾート400に選ばれた。ニュージーランドでリスト入りしたのは、この2軒のみとなっている。このほかにも、ロトルアの広大な原生林に位置する「ツリートップス・ロッジ」や、ラッセルのビーチ沿いに建つ「イーグルズ・ネスト」、クライストチャーチに位置する「オタフナ・ロッジ」などがある。





正解:C