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クロアチア、日本語ガイド養成プログラムを実施−JATAと共同で

  • 2010年9月28日
 クロアチア政府観光局は日本旅行業協会(JATA)と共同で、11月末からクロアチア人の日本語ガイド養成プログラムを開始する計画だ。これは昨年、JATAが実施した日本・クロアチア観光振興ワーキンググループ(WG)が、クロアチア側に対して要望した日本語ガイド不足の改善にクロアチア側が応えたもので、3年かけて実施する。JATAが観光局と共同で日本語ガイド要請プログラムを実施するのは初の試みとなる。

 クロアチア政府観光局日本代表のエドワード・トゥリプコヴィッチ・片山氏によると、正式な日本語のガイドライセンスを持つものは4、5名程度。一方、クロアチアへの日本人観光客数は2003年から増加し続けており、2009年も海外からの観光客数が前年比1%減と落ちこむなか、日本人観光客は14%増の約16万3000人と増加した。ただし、ガイド養成にあたっては人数のみならず、質の高さも追求していく考え。まずは日本人観光客に対する理解を深めてもらうため、日本から旅行業関係者を派遣し、今年中にクロアチアの各都市で日本の旅行業界の特徴や日本人の習慣などを説明するセミナーを開催する予定だ。