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ナーンタリ・スパ、通年で日本人宿泊数「最低10%増」へ−多様な経験提供で

  • 2010年9月7日
 フィンランドのサンボーン・ホテルズから国際営業マネージャーのマリアンヌ・ヒルデン氏がこのほど来日し、ナーンタリ・スパ・ホテルの2010年の日本人宿泊数を最低でも前年比10%増に引き上げたい意欲を示した。同ホテルは10年以上前から日本市場に取りくんできており、現在は年間で3000泊から5000泊の日本人宿泊数を維持。「2009年は落ち込みが激しかった」ものの、2010年はすでに2009年通年の数値を超えたといい、回復に自信を見せた。

 日本人の需要獲得に向けては、特に多様な体験ができる点をアピール。例えば、サウナやプールなどのほか、100種類近いスパ・トリートメントやホテル内外のレストラン、ゴルフやサイクリング、ノルディックウォーキングなどのスポーツ、日本語ガイドが同行するベリー摘みやきのこ狩りなどを、宿泊客のニーズに合わせて提供。トゥルクや世界遺産の街「ラウマ」なども近く、またヘルシンキやストックホルムなどとの組み合わせも容易な立地であることも強みだ。

 日本市場では、カップルや女性同士の利用が最も多いといい、特にカップルにはムーミン博物館でのウェディングパッケージも用意。ムーミンのキャラクターが同席し、スナフキンがスピーチするなどユニークな内容で、年間4組から5組が利用しているという。

 なお、詳細は未定だが、敷地内に3軒ある宿泊施設のうち「スイートホテル」のスタンダードデラックスルームのリノベーションを計画中。2011年夏までには終えられる見込みという。