コスタ、11年に福岡発着クルーズ32本−日本市場の拡大に期待
9月2日に開催されたジャパン・クルーズ・シンポジウムで、コスタクルーズ・アジア太平洋地区最高責任者のダリオ・ルスティコ氏は2011年5月から10月にかけて、福岡発着クルーズを32本設定することを表明した。シンポジウムでルスティコ氏は「クルーズ客船による訪日客を増やすには、定期的な配船を実現し、日本、韓国、中国のそれぞれの港からお客様に乗船いただく必要がある。その上では日本発の乗船客が必要不可欠で、日中韓の地域に配船を継続することができる」と発言しており、日本発アウトバウンド需要の活性化が鍵となる考えを示している。
コスタクルーズは現在、コスタロマンチカ、コスタクラシカの2隻を中国に配船し、韓国と日本に寄港する4泊から6泊の日程でクルーズを展開。日本には今年、大型船で76回の寄港、10万人以上の日本への送客を実現している。また、今年6月には中国・天津に国際旅客ターミナルがオープンし、上海、北京の中国人乗船客を中心に、日中韓の3カ国のルートで手ごろな価格のクルーズを提供している。
2011年の福岡発着の配船を大幅に増やす背景には、北東アジア地域、特に中国市場が急拡大したことがある。中国市場では短距離で旅程が短く、価格もリーズナブルな旅程に加えて、長距離、長期間、高額なクルーズも売れ始めているところ。日本では、まず短距離、短期間、低価格帯のクルーズを定着し、日中韓を結ぶクルーズ市場の発展、特に日本市場の拡大に期待している。
なお、福岡発着クルーズではコスタクラシカを配船。同船は2005年に改装しており、総トン数5万3000トン、乗客数1680人、船室は654室。済州島と上海に寄港する5日間を13本、鹿児島と上海、釜山に寄港する7日間を8本、済州島と上海に寄港する6日間を4本としており、その他6日間、7日間の日程も設定している。
コスタクルーズは現在、コスタロマンチカ、コスタクラシカの2隻を中国に配船し、韓国と日本に寄港する4泊から6泊の日程でクルーズを展開。日本には今年、大型船で76回の寄港、10万人以上の日本への送客を実現している。また、今年6月には中国・天津に国際旅客ターミナルがオープンし、上海、北京の中国人乗船客を中心に、日中韓の3カ国のルートで手ごろな価格のクルーズを提供している。
2011年の福岡発着の配船を大幅に増やす背景には、北東アジア地域、特に中国市場が急拡大したことがある。中国市場では短距離で旅程が短く、価格もリーズナブルな旅程に加えて、長距離、長期間、高額なクルーズも売れ始めているところ。日本では、まず短距離、短期間、低価格帯のクルーズを定着し、日中韓を結ぶクルーズ市場の発展、特に日本市場の拡大に期待している。
なお、福岡発着クルーズではコスタクラシカを配船。同船は2005年に改装しており、総トン数5万3000トン、乗客数1680人、船室は654室。済州島と上海に寄港する5日間を13本、鹿児島と上海、釜山に寄港する7日間を8本、済州島と上海に寄港する6日間を4本としており、その他6日間、7日間の日程も設定している。