全国旅行業協会（ANTA）東京都支部によると、8月20日営業を停止した第3種旅行業者のアールエイジェイトラベル（R−A−J）の弁済認証制度に対する申出件数が、9月1日時点で約200件となった。RAJは8月23日に顧客あてにメールで営業停止の旨を通知しており、現在もANTA本部や都支部に対して問い合わせが寄せられている。代理弁護人によると、これから出発する予定の顧客など、弁済の対象となる旅行契約を交わした人は900名弱とみられている。

　このほか、旅行契約を解除したものの払い戻しが完了していない顧客などもおり、900名以上に影響が出ている可能性が高いため、弁済保証金1100万円の範囲内ではおさまらないとの見方が強い。顧客の傾向は業務渡航やウェディング、留学、家族旅行など様々で、アジア、欧米、中東、リゾートの他方面にわたるという。弁済保証制度の認証申出期限は10月25日まで。


▽関連記事
◆第3種のアールエイジェイトラベルが営業を停止、ウェブで格安航空券を販売（2010/08/24）