阪急交通社、6月の海外旅行取扱高は55.6%増−アメリカ、カナダが回復

  • 2010年8月4日
 阪急交通社の6月の旅行取扱高は、前年比35.5%増の375億2420万7000円となった。このうち、海外旅行は55.6%増の259億1729万1000円。方面別では、アメリカ、カナダが伸びており、単価は低いものの台湾、香港、韓国など近場アジアの取り扱い人数増加が奏功した。ただし、2009年6月は新型インフルエンザの影響を大きく受けており、阪急交通社では「好調とは言い切れない」との見解を示している。ただし、2008年同月比でみると若干増えていることもあり、回復傾向にはあるという。

 国内旅行は、5.1%増の115億1249万3000円となり、平城遷都1300年の近畿と、中四国が好調だったほか、バスツアーが前年を上回った。外国人旅行は1.8%増の9442万3000円となった。なお、2010年4月の組織再編による影響を調整(※)すると、海外旅行の取扱額は56.1%増となる。


※阪急交通社は2010年4月に阪神航空と統合、業務渡航部門を阪急阪神ビジネストラベルとして子会社化。調整前の取扱額は、2010年が阪急交通社と阪神航空フレンドツアーの合計から業務渡航部門を除いた数値。2009年は業務渡航部門を含めた旧阪急交通社の数値。調整後は、2010年の計算方法で2009年の数値を算出